こ寿々と、瓜南直子展のこと


今年の新年会と言えば、一番印象的だったのは
鎌倉の八幡宮の近くにある蕎麦屋「こ寿々」での新年会だった。
店主の小堺さんの友人&知人でなくては入れないという、
古い日本家屋のお店の2階の座敷に私も招かれたのである。
元々、蕎麦屋で日本酒を呑むことが大好きな私は
ものすごく嬉しいお招きであった。
鎌倉の文化人(要するに素敵なオッサンたち)10人が集まり、
座敷で店主の絶品料理と蕎麦、そして相応しい日本酒を堪能した。
全てが美味しかったし、それらを際立たせる器や皿も粋なのであった。
去年、ライブをやらせてもらった北鎌倉 佗助のリクロウさんも来ていた。
もちろん、京都出身の(熱き!)日本画家の伴さんにも新年早々再会できた。
一緒に招かれた長嶋ジュンさんもゴキゲンなのであった。


(伴さんと私。座敷の外の小上がりにて)

またいつかあの座敷に上がれる日が来ますように。

- - - - -

そんな素晴らしい宴に招いてくれた素敵なオッサンのひとり、

女性ではあるが、中身は素敵なオッサンである、

日本画家・瓜南直子さんの個展に行ってきた。


東横線で渋谷まで行き、
銀座線に乗り換えて京橋で降りた。
鎌倉から向かっていた長嶋ジュンさんと合流して
昭和通り沿いにある森田画廊へ歩く。

薬局福太郎の2階の小さな画廊。
階段を上ってドアを開けると、
そこには月の国に住む、
もしくは月に護られている、
いろいろな生きものたちの絵が
壁に架けられていた。

額縁という窓の外の光景。

実際に、直に、見ないと決してわからない、絵の肌触り。

下地作りの時点では、何を描くかは決めていないという。
そこから段々と浮き上がってくる絵の光景は
瓜南直子さんの中には実在している兎神国。



自分の中に棲んでいる何かを
外の世界にカタチとして表現すること。

多くの人が避けて通る道かも知れない。

しかし、内側は決してダーク(暗闇)だけではない。
心地よく、護ってくれる何かが必ずあるはずなのである。
楽ではないけど、それを忘れてはいけない。

途方にくれることもあるかも知れないが
諦めることなく続けていれば、何かしらの答えは出る。

彼女の絵は、そう語りかけてくれる。

ポチさん(瓜南直子さん)は、タダの酔っぱらいのオッサンではなかった…。

久しぶりに銀座に行ってよかった。




そして有楽町のガード下の呑み屋で、
長嶋ジュンさんと瓜南直子さんと乾杯して
横浜へ戻ったのである。



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
(覚え書き)
以前の瓜南直子さんのことを書いた私の日記を見て、個展に来た人がいたそうである。
どなたかは判らなかったけど、嬉しいことである。私からも感謝です。

瓜南直子展「兎神記拾遺〜巻之一」
2011/1/24(月)〜/2/4(金)
森田画廊(銀座1-16-5 銀座三田ビル2F
http://www.ginzamoga.com/

ブログ版=瓜南直子展=【月こそ神よまどかにて】
http://kanannaoko.seesaa.net/

段葛 こ寿々(手打そば)
鎌倉市小町2-13-4
TEL 0467-25-6210
営業時間:11:30〜18:30
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
http://www.kamakuratoday.com/info/takumi/kosuzu.html


SUEMARR | 遡り日記 | 11:56 | comments(4) | - |

通いたくなるお店



「ただいま」

と言いたくなるほどに心地よいお店。

そこで唄えるのは実に幸せなことである。

お客さんたちも「おかえり」と言ってくれる。

こんな雰囲気を作ってくれて

こんな人たちが集まってくるのは

店主である茶乱坊の2人の人柄である。

私はそんな2人に好かれていることに

この上ない嬉しさと共に、

まだまだこれから…。

自分の中の何かが

そう囁いているのである。

私はまだまだなのである。

おそらくずっとそうかも知れないが

その気持を持つことで

末永く、更に深い絆になる。

そう思うのである。



コーヘイ&ムツちゃん、いつもありがとう。

もちろん共演の山口敦子さんにも。



宴も楽しく朝まで過ごせました。



また来月も唄いに行きます。




(居残り組の茶乱坊とスーマー。他3人の地元の方たちもつき合ってくれた。)



(ライブ後の風景。皆さんゴキゲンな人たちばかり。photo from 内田さん)





( @浦和クークーバード 4月18日 with 山口敦子 )




SUEMARR | 遡り日記 | 11:41 | comments(1) | - |

彼に "Forever Young" と言われた夜



そして再び、彼と仲間たちがステージに並んだ…。



彼は両手を肩の位置まで上げて

大歓声の私たちを見つめていた。

無言のまま 手を震わせながら

チカラを感じ、受け入れていた

私にはそう見えたのである。



そして静かに一列になって

ステージを去っていく光景は

まるで葬儀での静かな行進にも

見えたのである。

終わりは始まりである。

とでも言っているかのように。











*自らの日記より抜粋
( BOB DYLAN & HIS BAND at ZEPP 東京 3月29日 小雨 )
SUEMARR | 遡り日記 | 14:50 | comments(0) | - |

ポルカドッツの夜



遡り日記 - 2月 16日(土)-

池袋でのライブは何年振りだろう。
おそらく15年振りとかその位になると思う。

「スーマーはボブ・ディランとか好き?」
「もちろん!」
「じゃ、すごくイイ店があるのよ。」

某女性歌手に紹介してもらったお店。
名前はPolka Dots(ポルカドッツ)

彼女は
「そこでライブをやるべきだよ。店に合うと思う。」
と言ってくれた。

東京ボブ・ディラン
としても名の知れたマスターのお店で
店内はディランのアルバム・ジャケット、写真、イラストが
壁にズラリと飾ってあり、オレにはもうたまらない(!)お店である。
マスターも気さくな人(同年代)で大好きなお店になるには
まったく時間がかからなかった。

それから後になって高円寺で知り合った
大曽根芳徳くんからライブのお誘いを頂いた。
唄うお店は正にその店。ポルカドッツだった。
もちろん二つ返事である。

- - -

ライブ当日。

池袋なら電車だな。(久しぶりで土地勘がないし)

新宿湘南ラインだな。(横浜から一本で行ける)

土曜日だしグリーン車だな。(週末は安い)

池袋駅のメトロポリタン口を出てちょいと迷って辿り着く。
すでに大曽根くんは店に来ていた。

大曽根くんのリハーサルを終えて次はオレの番。
オレの目線より遥か上に位置するマイクを
随分と下げて自分の位置に合わせた。(デカいぜ大曽根くん)

唄えばわかる。あ。いいお店。

そしてダブルマンダラの福田満くんも来て
3人でのセッションも合わせてみた。

リハーサルが終わってオレの4弦バンジョーに合う
ハードケースがあるかも知れないということで
大曽根くんの仕事場へ歩いて行った。
マンドセロのケースがボディーにピッタリ。
でも少しケースが長いかなあ。
残念ながらちょうど良いサイズのケースではなかったけど、
それより何よりその大曽根くんの会社の門構えを
見れただけでも行ってよかった。
まるで武家屋敷の大きな正門の前にHARD ROCK CAFE並みの
ドデカいギターのオブジェが立っている景観は圧巻だった。
正門の前にいる大曽根くんが小さく見えるんだからこりゃ
ホントにデカい。

店に戻って本番に備える(スミノフのロックを呑む)。

気がつけば全ての席にお客さんが座っていた。

オレは時間をすぐに忘れてしまうヤツなのだが
この夜はしっかりとちょうど良い長さで唄いきることができた。
もちろんディランのメロディーに自作の詩を乗せた歌も唄った。
初めて聴いてくれた人たちも喜んでくれたし、
ダブルマンダラにも参加しているエイミーや
福岡くん(福岡史朗)も来てくれて楽しんでくれたようで、
マスターも気に入ってくれたようで、
素直に嬉しかった。

次の大曽根くんのライブ。


- (写真)ロングトール・大曽根くん -

彼の心に残る歌声は日本語が合う気がした。
でも英語のカバー曲もしっかりと唄う。
渡さんの歌も唄っていた。(オレは唄い忘れたことに気づいた。笑)
ヒトと声と音が合う人のライブは響くんだよなあ。

2人のライブが終わってゲストの福田満くんを交えてのトリオのステージ。
高円寺在住の福田くんはダブルマンダラという
メンバ−を固定しないバンドでライブ活動をしている。
彼のダブルマンダラのメンバーに大曽根くんがいた時に
JACK ORIONと共演したことが知り合うきっかけだった。
森永アキラの絶妙なブッキングのお陰でもある。
福田くんも大曽根くんもまるで随分前から知っていたかのように
打ち解けるのも早かった。

3人で演奏して全員で唄ったのは
Neil Young「Helpless」
Old In The Way「Wild Horses」
The Traveling Wilburys「Nobody's Child」
Bobby Charles「I must be in a good place now」
Bob Marley「Time will tell」

どれも好きな曲ばかり。
最後の最後まで楽しい夜だった。
(写真をすっかり撮り忘れた…)


そしてオレは終電には当然乗れず…

高円寺の福田邸に宿泊。
夜中に桂米朝の落語を聴きながら
そのまま夢の世界へ。
昼に起きて近くの「ぐらたん屋」でラザニアを食べ

- (写真)グラタンを食べるご満悦の福田満 -

再び福田邸に戻り翌日の夕方近くまで
「Fishing With John」(やっぱりTom Waitsはいーね)や
Neil Young、John Lennonの王道のビデオを観ながら
ダラダラと楽しいひとときを過ごし
惜しみ惜しまれつつ高円寺の改札で福田くんに手を振り
その足で横浜の野毛BORDER LINEへと唄いに行ったのである。



大曽根くん。また是非やりましょう。
東ボブ・マスター。お世話になりました。また次回も是非よろしくお願いします。
福田くん。えらくお世話になりました。またすぐ行きます。笑

そして来てくれた皆様。ありがとうございました。



唄うは楽しや。






( 2月16日 スーマー / 大曽根芳徳 at 池袋POLKA DOTS )
SUEMARR | 遡り日記 | 18:34 | comments(2) | - |
1/1PAGES | |

09
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
RECENT COMMENT
MOBILE
qrcode
OTHERS
「深夜食堂のうた」挿入歌2曲収録
「泥水は揺れる」特典CDは付きません
ドラマ第四部は「ミンストレル」から8曲を使用。
エンディングソング「ちょいと寂しい夜のうた」
表紙を飾った12号から寄稿中
LATEST ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE
LINKS
PROFILE
SEARCH