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エリザベスと共通すること。



エリザベス・エタが作った歌、

「Goodbye Jaqueline」。

とても好きでオレも唄っている。

ジャクリーヌはピカソの二番目にして
最後の奥さんのことである。
71歳のピカソに出会ったのは彼女が26歳の時。
そして80歳になったピカソと結婚したのである。

愛する人を生きているうちに見つけることが
できるというのは、とても幸せなことだと思う。
と、同時に失った時の悲しみは計り知れない。

すべてを受け入れ、全身全霊で愛した人生。
ピカソを失った後の13年間は、どんな日々だったのだろう。
ピカソへの愛する炎がジャクリーヌの生きるための灯り。
その灯りが消えた暗闇の中での日々。
色が消え、言葉が消え、人を避け、閉ざした日々。
そして彼女はとうとう引き金を引いて自らの命を断つ。

幸せと悲しみに満ちた彼女の人生に想いを巡らせた歌。
エリザベスは見事なまでに悲しくも美しい歌に作り上げている。



The Deedees : Elizabeth Etta & Owen Hunt (her father)

- - - - -

さて今回の投稿は、歌の解説ではない。

弾き語りとして常々思うこと。

悲しいことを歌にすることは、
弾き語りの運命(さだめ)である。
と言っても良いと思うのだ。

エリザベス曰く、

「歴史的にも8割方は悲しい歌のはずです」

オレもそう思った。

そしてそれはおそらく間違いではない。

更に彼女曰く、

「自分に限らず他人の悲しい事実を知ってしまうと、
 どうしても歌にしたくなってしまうんです」

言い終わると、脇で見ていたオレに目線を合わせた。

「わかる」

オレは深く頷いた。

オレも同じだからである。

楽しいことばかりの世界であったとしたら、
果たして歌というものは生まれていたのだろうか。

とさえ、思ってしまう。

悲しいことを歌にすると、
悲しい気持になるわけではない。
悲しい気持だけにしてはいけない。
大きさは様々でも「希望」がなくてはならない。

と、思うのだ。

こればかりは生意気と思われても構わない。

そんな気持を交わすことが出来たエリザベスに
オレは感謝と共に彼女の未来にエールを送りたい。

きっと今頃、もうすぐアメリカへ帰るエリザベスと
海賊(パイレーツカヌー)とその仲間たちが
京都の拾得で楽しい時間を過ごしていることだろう。

また会う日がとても楽しみである。


ベス、またね♫



Elizabeth Etta (でこ姉妹舎にて)

- - - - -

先日、北陸で4日間世話になった富山在住の
素晴らしきブルーズマン、W.C.カラスがいいことを言っていた。

「悲しい歌ばっかり唄ってる奴は、
 唄ってない時に本当によく笑う
 だからとても愉快だった」

そういうことだよ。

- - - - -

*写真は、琵琶湖と滋賀県東近江「でこ姉妹舎」にて。
 店主の加納さん、スタッフの皆様、
 聴きに来てくれてお会いできた皆様、
 とても良き時間をありがとうございました。
 そしてMr. Owen、また会えて共演できて本当嬉しかったです。
 これから楽しみが増えそうですな♫

*Pirates Canoe Offcial Website : 
http://piratescanoe.com/

 
 
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