月刊紙「寒弾」各号表紙と内容


月刊紙「寒弾(KANBIKI)」の表紙をここに掲載していきます。
いつも楽しみにしてくれている皆様との記録でもあります。
感想も気軽にコメントしてください。継続の励みにもなります。
 

「寒弾」2月号(2015年)月刊紙再開創刊号・通算45号

◎文章:「寒弾」発行にあたって
3年振りに毎月文章を綴る決意に至るまでの
経緯と思い。そしてごあいさつ。
◎写真と文:馴染みの定食屋のハムカツ

◎今月の一句:寒弾や季節変われど終わりなし
「寒弾」3月号 通算46号(2015年・第一回定期講読開始)

◎文章:手が届く範囲
◎隙間風:映画深夜食堂を鑑賞した時の思い
◎写真と文:近所の商店街への思い

◎今月の一句:春浅し夜露に月も溶け歪む
「寒弾」4月号 通算47号(2015年)

◎文章:春の記憶 *子供の頃の不思議な感覚の記憶
◎隙間風:唄う前から呑んでます

◎今月の一句:空に舞う囀りと烟
訂正:実は掲載句を「囀ぎ」と書いてしまいました。
正解は「囀り(さえずり)」です。
「寒弾」5月号 通算48号(2015年)

◎文章:春らしからぬ思ひ *桜も散り雨振りの誕生日に綴る
◎隙間風:ブルースへの想い
◎写真と文:小手指たらまのおとうと私

◎今月の一句:泥濘に散り落ちたるは雨桜
「寒弾」6月号 通算49号(2015年)

◎文章:思いの丈と万年筆
◎隙間風:野芥子よ野芥子
◎写真と文:近所の森の白い猫
◎はみ出しコラム

◎今月の一句:短夜の静まる時を織りし唄
「寒弾」7月号 通算50号(2015年)

◎文章:恐れ戸惑うは自由なり
◎隙間風:詩「月に吠えるは狼と女神」*カルメン・マキさんに捧ぐ
◎はみ出しコラム

◎今月の一句:風琴や乾き調べにふり返る

「寒弾」8月号 通算51号(2015年)

◎文章:空虚なれども花火は上がる
◎写真と文:書道家の宮木麻衣さんの書による

 「遠回したらこうなった」の手ぬぐい
◎はみ出しコラム

◎今月の一句:休みなく唄うは蝉の定め哉

「寒弾」9月号 通算52号(2015年)

◎文章:私の主食そして覗く秋
◎写真と文:ヒグラシ文庫主人との夜
◎はみ出しコラム:蟻を食べてしまったスーマーさん…

◎今月の一句:煮出すたび麦の茶の道澄まし聴く
*訂正:日付は「八月一九日」が正解です。
「寒弾」10月号 通算53号(2015年)

◎文章:怒りを鎮めて声にする
◎隙間風:タタンッ
◎はみ出しコラム:オレの文章って偉そうかなぁ…

◎今月の一句:葉がひらり水面に流る秋雲よ

 
「寒弾」11月号 通算54号(2015年)

◎文章:系図の欠片、血筋の話
◎隙間風:昭和20年頃の文机


◎今月の一句:空染まり聴くは色なき風の音よ
 
「寒弾」12月号 通算55号(2015年)

◎文章:冬が足踏みをやめた日に
◎写真と文:落ち葉の心地よさ
◎はみ出しコラム:元の体型に戻りつつあるスーマーさん

◎今月の一句:土想ふ描かれ積もる落ち葉の絵
 
「寒弾」1月号 通算56号(2016年)

◎文章:小さな呑み屋の愚痴と真実
◎隙間風:ソロライブアルバム「drifted leaves」について
◎はみ出しコラム:歌本と「drifted leaves」のデザイン、ご挨拶

◎今月の一句:初明かりまだ見ぬ夜の燗の湯気
 
「寒弾」2月号 通算57号(2016年)

◎文章:炬燵猫は自由と平和の象徴
◎隙間風:「寒弾SONG BOOK Vol.1」
◎はみ出しコラム:月刊紙の色の変更、「drifted leaves」の盤面デザイン

◎今月の一句:ちりちりとかはたれどきの雪のおと
 
「寒弾」3月号 通算58号(2016年・第二回定期講読開始)

◎文章:歪む季節、唄う理由
◎隙間風:英語の歌を日本語詩で唄うこと
◎はみ出しコラム:ピーナッツバターの食べ方

◎今月の一句:猫ろんで外の眺めの遅日かな
 
「寒弾」4月号 通算59号(2016年)

◎文章:受け入れる役目、受け止める現実
◎隙間風:水木しげる氏「コミック昭和史」ねずみ男の言葉
◎はみ出しコラム:「Kite」本の展覧会のお知らせ

◎今月の一句:あの道を黄色く照らすミモザ揺れ
 
「寒弾」5月号 通算60号(2016年)

◎文章:紙一重、魔法
◎隙間風:W.C.カラスと愛すべきゲテモノの店
◎はみ出しコラム:寒弾の原稿の締め切りを守っていただきたい。

◎今月の一句:すりおろし山葵つまみて二合半
 
「寒弾」6月号 通算61号(2016年)

◎文章:空虚という余白の頁
◎隙間風:歌の源流について
◎はみ出しコラム:余白について

◎今月の一句:鉄線を一輪供へ唄を追ふ(浅川マキさんの墓参りに寄せて)
 
「寒弾」7月号 通算62号(2016年)

◎文章:雨の音、呼吸と響き
◎写真と文:拾った戦前の古いギター
◎はみ出しコラム:豆腐ぶっかけ蕎麦とオリーブオイルのサラダ素麺

◎今月の一句:古苔や梅雨の隙間に香り立つ(京都・高桐院にて)
 

「寒弾」8月号 通算63号(2016年)

◎文章:スーマー ニューアルバムについて語る(編集部インタビュー)
◎隙間風:これからも言いたいことを綴り続ける
◎はみ出しコラム:レコードのデザインについて
◎今月のつぶやき(たまに出現するコーナー)


◎今月の一句:青草の生い茂る間に望み見え

「寒弾」9月号 通算64号(2016年)

◎文章:スーマー×エルド吉水 ニューアルバムについて語る
◎写真と文:レコードのカッティングを立ち会った
◎はみ出しコラム:デザイナーにとっての打ち上げ


◎今月の一句:過ぎ去れど歌は残りし星月夜

「寒弾」10月号 通算65号(2016年)

◎文章:大海は語らず 故郷を想う
◎写真と文:旅先で世話になる友人のための酒を自分で飲み干す
◎はみ出しコラム:ジャケットの隠れた秘密


◎今月の一句:夕張の湯けむり消ゆる秋の空

「寒弾」11月号 通算66号(2016年)

◎文章:すっぴんべっぴん
◎隙間風:旅先では楽しいことばかりではない
◎はみ出しコラム:アナログ盤が届いたら思ってほしいこと


◎今月の一句:風そよぎ紅散りばめし楓かな

「寒弾」12月号 通算67号(2016年)

◎文章:冬に散歩を誓う吟遊詩人
◎隙間風:「ミンストレル」再発売の経緯
◎はみ出しコラム:「泥水は揺れる」CD化を暴露


◎今月の一句:素足冷え雲吹き流る素秋かな

「寒弾」1月号 通算68号(2017年)

◎文章:背中を押される感触
◎隙間風:歌は外の空気を吸っていなくてはならない
◎はみ出しコラム:「泥水は揺れる」ブックレットについて


◎今月の一句:道草の心映せり冬木立

 

◎表紙:星羊社「はま太郎」12号の表紙を飾ったスーマー。

「寒弾」2月号 通算69号(2017年)

◎文章:すべては心と共に
◎隙間風:酒の力を借りるということ
◎はみ出しコラム:「寒弾 SONGBOOK Vol.2」について


◎今月の一句:澄み空に顔を向けるは冬芽かな

 

◎表紙:愛猫のアサリ

「寒弾」3月号 通算70号(2017年・第三回定期講読開始)

◎文章:辛口女店員と薬味の深さ
◎隙間風:少しずつ増えている外国からの問合せ
◎はみ出しコラム:表紙に新たな作品シリーズを


◎今月の一句:咲き揺れて肥やしは歌と紫雲英かな

 

◎表紙:エルド吉水 風の女たち(「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」4月号 通算71号(2017年)

◎文章:きっかけは「あかりや」という幸運
◎隙間風:私は誰にでも好かれいるわけではない


◎今月の一句:朝もやに小鳥零して山笑ふ

 

◎表紙:エルド吉水 Mother Nature's Son

    (「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」5月号 通算72号(2017年)

◎文章:解き放たれる一瞬
◎隙間風:嬉しいことをいくつか「はま太郎」「Kite」のこと


◎今月の一句:見えぬなら目を閉じ触れよ春の闇

 

◎表紙:エルド吉水 とんでゆけ(「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」6月号 通算73号(2017年)

◎文章:唄わないが唄っている日
◎隙間風:新子安 諸星店主に感謝をこめて


◎今月の一句:夢は夜ひらく手のひら金玉糖

 

◎表紙:エルド吉水 道草(「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」7月号 通算74号(2017年)

◎文章:われひとりうれしきことをおもはむ
◎隙間風:長野友美さんとの九州ツアーのこと

◎余白綴り:ライブの少ない月に綴る戯言
◎今月の一句:冷汁を唯黙々ともぐもぐと

◎はみ出しコラム:Kiteのツアーのこと

◎表紙:エルド吉水 Black Crows(「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」8月号 通算75号(2017年)

◎文章:下駄と人柄
◎隙間風:友人夫妻の猫のこと 文章や歌の価値


◎今月の一句:まばゆかし木洩れ繪日傘白き肌

◎はみ出しコラム:梅雨明け・浴衣の話

◎表紙:エルド吉水 もうない船(「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」9月号 通算76号(2017年)

◎文章:夏の終わり
◎隙間風:冷や汁のこと


◎今月の一句:空蝉や小枝に揺れて世を笑ふ

 

◎表紙:エルド吉水 愛がぶらさがってる

    (「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」10月号 通算77号(2017年)

◎文章:客筋
◎隙間風:筆記用具と便りのこと


◎今月の一句:海原の思ひ儚し女郎花

 

◎表紙:エルド吉水 烽火(のろし)

    (「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」11月号 通算78号(2017年)

◎文章:猫とバンジョーのこと
◎隙間風:原稿のこと 感覚と思考


◎今月の一句:眠り猫なでめでいのる秋の夜

 

◎表紙:エルド吉水 あさき夢みし

    (「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」12月号 通算79号(2017年)

◎文章:浮き世にて冬風邪転じ文と成す
◎隙間風:隠岐神社のこと


◎今月の一句:はらほろと肩に銀杏の島参道

 

◎表紙:エルド吉水 Winter Song

    (「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」1月号 通算80号(2018年)
◎文章:ミューズの召使い

◎隙間風:寒弾の表紙のこと(エルド吉水、久保田潤)

◎はみ出しコラム:おせち料理

 

◎今月の一句:虚ろげに何見る君よ火鉢かな

 

◎表紙:エルド吉水 泥水は揺れる

    (「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」2月号 通算81号(2018年)
◎文章:淑気という救い
◎隙間風:愛猫と酒、次号からの表紙絵のこと

◎はみ出しコラム:4年目の寒弾、伊達巻き


◎今月の一句:湯を沸かし揺れる青き火雪解かな

 

◎表紙:エルド吉水 酒が飲みたい夜は

    (「泥水は揺れる」ブックレットより)

「寒弾」3月号 通算82号(2018年・第四回定期講読開始)

◎文章:東京に雪が降る
◎隙間風:動物の例えるとフクロウ、表紙絵のこと


◎今月の一句:夜灯に湿る背中の蛙かな

 

◎表紙:久保田潤(蛙)

◎今月のえごころ:久保田潤(コラム)

「寒弾」4月号 通算83号(2018年)

◎文章:赤いキッチンカーも笑う
◎隙間風:猫のいない生活・猫の写真


◎今月の一句:酒星の光雫を呑みにけり

 

◎表紙:久保田潤(メジロ)

◎今月のえごころ:久保田潤(コラム)

「寒弾」5月号 通算84号(2018年)

◎文章:夜道とお月さん
◎隙間風:物書き・歌の題名が店名になる


◎今月の一句:かはほりや両手広げて月影絵

 

◎表紙:久保田潤(蝙蝠)

◎今月のえごころ:久保田潤(コラム)

「寒弾」6月号 通算85号(2018年)

◎文章:俗説を楽しむ
◎隙間風:喫煙のこと・エルドのゴロゴロ女房


◎今月の一句:草笛や細き音色に風立ちぬ

 

◎表紙:久保田潤(鹿)

◎今月のえごころ:久保田潤(コラム)

「寒弾」7月号 通算86号(2018年)

◎文章:猫の寝言
◎隙間風:カフェ・トラモナのこと


◎今月の一句:開拓使冷えた煉瓦と麦酒かな

 

◎表紙:久保田潤(河童)

◎今月のえごころ:久保田潤(コラム)

「寒弾」8月号 通算87号(2018年)

◎文章:カナカナ半寓話
◎隙間風:中原蒼二著「わが日常茶飯」(星羊社)のこと


◎今月の一句:打ち水と歌を捧げし音つなぎ(隠岐神社にて)

 

◎表紙:久保田潤(蛸)

◎今月のえごころ:久保田潤(コラム)


毎月1曲の未発表音源付の定期講読は随時募集中です。
現在、日本、ドイツ、オーストラリア、フランス在住の方へも郵送しています。
詳しくは【月刊紙「寒弾」】のページをご覧ください。

http://note.suemarr.com/?eid=1159906

又は、スーマー公式通販ページ「Minstrel's Stand」にも詳細を掲載しております。

*PayPal「今すぐ購入」ボタンのご利用でも申込み可能になりました。

http://suemarr.com/order.html
 

SUEMARR | 月刊紙「寒弾」(KANBIKI) | 14:36 | comments(2) | - |

デッドストック

デッドストック発見。

10年以上前に勢いで作ったスーマーTシャツ。

デザインはアルバム、月刊紙でもお馴染みの

消しゴムハンコ職人あきまる作。



プリントはシルクスクリーン。

サイズと数量は下記の通りです。

生成:M×1sold / S×2sold / XS×1sold

カーキ:S×1sold



これを着る勇気のある方に、送料込2500円で。



minstrelsongs*suemarr.com(*→@へ置き換えてください)まで

件名「Tシャツ希望」と書いてご連絡ください。



*完売となりました。ありがとうございます。



*写真と実際の色合いは多少異なりますのでご了承ください。

 

SUEMARR | 伝言 | 13:49 | comments(0) | - |

深夜食堂での使用曲について (2)

2014年7月に発売となった

1st アルバム「ミンストレル」が

galaboxのサポートを受けて

去年の12月14日に再発売されました。

http://www.galabox.jp/product/377

 

 

発売直前にこのアルバム収録曲が使用されることが決まった

ドラマと映画が安倍夜郎さん原作の「深夜食堂」でした。

映画「深夜食堂」ドラマ「深夜食堂 3」に挿入歌、

劇中音楽として3曲が流れました。

 

「人生行きあたりばったり」

「ちょいと寂しい夜のうた」

「冷たい風」

 

「人生行きあたりばったり」は御存知の通り、

安倍夜郎さんが歌詩を書いて、私が歌にしました。

この歌の2番位までの歌詩は、「深夜食堂」の

「ねこまんま」の回に売れない演歌歌手が歌っている

シーンに登場します。

安倍さんはその歌詩を手紙に6番まで書き上げて

私に送ってくれました。

『これに曲をつけてくれませんか?」

正にあの深夜食堂に登場する人たちの絵のタッチと

同じような繊細で温かみのある字で綴られていました。

 

安倍さんの詩を何度か読み返している内に、歌になっていました。

言葉と音楽は出会いです。こんなこともあるのです。

 

「人生行きあたりばったり」が歌になるまでの経緯は、

実は「深夜食堂」よりも前の話に遡ります。

それについては安倍夜郎さんが出身地でもある高知県四万十の

フリーペーパーに連載している「なんちゃあない話」で、

ギターを弾く私のイラスト入りで寄稿されています。

その連載他をまとめた本が、なんちゃぁない話 (マンサンコミックス)です。

 

この歌を作った当初は「深夜食堂」のドラマや映画で使われる話は

全くありませんでした。

私も安倍夜郎さんも、歌が出来上がってアルバムに収録して聴ける。

ということが素直に嬉しい。それだけでした。

 

それよりも少し前のこと。

久しぶりに福原希己江さんと新橋の草枕という喫茶店で

ライブをした時に安倍夜郎さんと「深夜食堂」監督の松岡錠二さんが

初めて聴きに来てくれました。

この頃は既に福原希己江さんの歌は「深夜食堂」で流れていました。

 

実は福原希己江さんとはかなり前からの知り合いで、

八丁堀にある七針というギャラリーでのライブで出会いました。

その七針が制作した彼女のソロアルバムを出した頃で、

深夜食堂が放映されるよりもずっと前のことでした。

それ以来、仲良くなり、時々ライブを一緒にやっていたのです。

 

草枕のライブの夜。松岡さんの仕切で焼肉屋へ行きました。

(おぉ、やはり業界の人の打ち上げは焼肉なのか…)

などと、余計な感心したことを今でも覚えています。

焼肉となると、私はどうしても焼き加減が気になってしまうのですが、

そんな私よりも気にしまくって焼肉奉行となっていたのが松岡さんでした。

打ち上げは盛り上がり、隣の席だったのが安倍さんでした。

上村一夫さんと滝田ゆうさんの話と歌謡曲の話に花を咲かせました。

安倍さんはそれから何度かライブに足を運んでくれています。

 

ある日、小さなお店でマイクも使わずに弾き語る私のライブに

ふらりと福原希己江が来てくれました。

カウンターの一番前で聴いてくれていました。

次に「人生行きあたりばったり」を唄うことを話した時に

彼女は言いました。

 

『スーマーさん、この歌、録音してもいいですか?』

 

『え?いいよ。緊張するなぁ』

 

真面目な福原希己江さんは、ちゃんと許可を求める人なのです。

自分のiPhoneをカウンターに置いて録音ボタンを押しました。

 

私は少し緊張したのか、喋りで呂律が鈍ってしまい、

 

『次の歌は、死んだ食堂の… いや、深夜食堂です…』

 

などと、洒落にもならない紹介をしてから唄いました。

 

それから暫く経ったある日のことです。

福原希己江さんから電話がありました。

 

『スーマーさん、先日の録音した音源を監督に聴かせたんですよ』

 

『あら、そーなの?』

 

『はい。それでこれをドラマで使ってもよろしいでしょうか?』

 

『これって、あのライブ音源を???』

 

『はい。そうです。』

 

『ちょっと待ってください。実はアルバムを出すんだけど、

 それには正式に録音した音源があるから、そっちにしておくれ。』

 

急いでまだ発売前の録音音源を彼女に送ったのです。

 

 

それよりも少し前のことになりますが、主題歌「思ひ出」でお馴染みの

鈴木常吉さんとも吉祥寺の馴染みの呑み屋で知り合いとなり、

以降、共演や二人だけでツアーをしたこともありました。

 

初めて常さんの前で「人生行きあたりばったり」を唄ったのは、

名古屋の「なんや」というお店でした。

唄い終わるやいなや、一番後ろで聴いていたホロ酔いの常さんが

 

『おーーー、いいんじゃねーかなぁ!!』

 

と叫んでいたことを今でも覚えています。

何故か、この時は本当に嬉しかったのです。

 

 

そんな様々でバラバラな繋がりによって、今回のようなことになりました。

 

新しいシリーズのドラマ「深夜食堂・第四部」では

アルバム「ミンストレル」から8曲が使用されています。

正に「裏サントラ盤」状態です。

 

ミンストレル

道路

夜明けまで

冷たい風

雨がひらひら

New Moon

人生行きあたりばったり

ちょいと寂しい夜のうた

 

更に映画「続・深夜食堂」では、劇中音楽の他に

エンドロールの最後の歌として流れているのが

「ちょいと寂しい夜のうた」です。

 

 

私は安倍夜郎さんの原作漫画も好きですし、

ドラマも第一部の頃からよく観ていました。

 

人には誰にでも着地する場所が必要なのです。

それが自宅ではない、という人も沢山います。

様々な事情を抱えた人たちの心持ちや物語に

私はとても親近感を覚えます。

何故なら私も同じような人間だからです。

 

なんでも良いわけではなく、このドラマと映画に

私の歌や演奏が使われたことに今は安堵しています。

 

私はこれからも変わらず弾き語りとして唄い続けますが、

こんな機会を作ってくれた関係者の皆さんに感謝します。

 

 

 

 

スーマー

http://suemarr.com/

SUEMARR | ここだけのつぶやき | 13:15 | comments(0) | - |
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表紙を飾った12号から寄稿中
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